大津町の唄 盆踊り 唄の中にも銅銭糖が出てきます
大津町の唄「花の大津」は、水前寺清子さんが歌っていました。
8月23日、24日には盆踊りで皆さんが曲に合わせて踊っていました。
歌の中にも、熊本・大津町の銘菓銅銭糖(どうせんとう)が歌われています。
−−− 銅 銭 糖 (どうせんとう) −−−
熊本県菊池郡大津町の名菓。
大津は京大津にその名を発するが、肥後藩時代は参勤交代ルートの一つの宿であった。
現在も国道57号線と豊肥本線の交通の要地。
銅銭糖(どうせんとう)の歴史は安政年間(1854〜1860)にさかのぼるという。
京菓子の落雁(らくがん)になぞられて作られたとされる。
製法は炒ったもち砂糖を加えて固め、何かに小豆のこしあんを入れる。
このお菓子の特徴はその形。
名前の通り昔の銅銭を50枚形になぞらえてある。
円筒型のらくがん菓子だが、銭の穴の部分が黒あん。
これを1つ1つ紙で包んである。
大津地方は加藤清正の白川水利事業で米どころになったところ。
白川から水をひいた上井手皮によって水車事業が発達、そこで生産されるもち米が原料になった。
ちにみに大津町で生まれた大津式水車は全国的に知られている。
参勤交代の途中、武士たちがこの宿で賞味したものであろうが、お土産として広く売り出されたのは、
今次大戦後。
現在、銅銭糖は(どうせんとう)町中の3つの業者のほか阿蘇市、南阿蘇村でも生産されている。
その多くが手作りで、一部機械生産が入っている。
お土産のほか、茶席の点心としても使われている。
最近は、落雁に抹茶を混ぜ、薄緑色にしたものも出ている。